「サイネージ」「電子看板」と呼ばれることもあります。主にディスプレイに表示できるコンテンツであればお知らせ情報やインフォメーション、販促、空間演出、広告などコンテンツの内容を問わず配信できます。
従来の紙ポスターや掲示板の置き換え用途に留まらず、Webコンテンツ連動やコンテンツ自動更新、双方向インタラクティブ操作機能、多言語案内機能などを活かした情報ポータルとしての役割まで、幅広く利用されています。
生活風景の中でも、交通機関や公共施設、店舗店頭などで、ディスプレイに表示されるお知らせ情報や広告を表示している風景を見かける機会が増えています。駅やホテルのコンコースでのデジタルサイネージ活用が代表例です。
交通機関や公共施設であれば、利用者向けのお知らせやイベント・観光情報、広告などに利用されています。店舗ではお客様向け新製品情報やセール情報などの販促POP情報。マンションでは、エレベータホールやエントランスで、居住者向け生活情報や自治会情報の配信などに活用できます。
オフィスでは対象によってコンテンツを変えています。訪問者・お客様向けには、会社受付に設置した大型ディスプレイやタブレットで、自社紹介や新製品ニュースリリースなどを配信。社員向けにはオフィスや休憩室、食堂に設置したディスプレイで、月毎営業情報やグループウェア上のトピック情報、クラブ活動情報などを配信して、業務や福利厚生、総務からのお知らせを社内で情報共有することで社内に情報への"気づき"を促し、業務効率化に繋げます。
コンテンツ表示用にディスプレイが必要です。液晶ディスプレイやLEDディスプレイ、プロジェクターなどが主な選択肢です。設置場所に合わせて、大きさや耐候性の有無、設置方法などの検討も必要となります。合わせて、コンテンツ配信用機材として、STBやパソコンも必要となります。タブレットやブラウザ内蔵型ディスプレイでは、表示用と配信用機材が一体化されているため、省スペースでの設置が可能となります。
また、クラウドサービスではコンテンツの登録やスケジュール設定を行うために、インターネットが利用できるパソコンが必要となります。