「ひかりサイネージ」による情報共有の効率化で
工場の隅々まで行き渡る安全管理を実現。
業 種
製造
JFEスチール株式会社 西日本製鉄所(福山地区)様
工場の安全対策にICTを活用する企業が増えている。
JFEスチール株式会社 西日本製鉄所(福山地区)においても従業員の安全意識向上や情報共有の効率化を目指し、八洲電機株式会社の提案のもと、NTTテクノクロスの「ひかりサイネージ」を導入した。
採用理由は、敷地内に多数ある工場に安全対策に関する情報を効率よく発信できることと、センサーなどのIoT機器との連携を始めとした今後の拡張性を踏まえたからだ。
従来の連絡手段を補強するデジタルサイネージ活用
JFEスチール株式会社は、高炉を保有し、原料の鉄鉱石から鉄鋼製品の最終生産まで一貫して行う世界有数の鉄鋼メーカーである。
工場で従業員が安全に働くためには徹底した安全管理が欠かせないため、近年、工場の安全管理に最新のICTを活用する機運が高まっている。
同社でも徹底した安全管理を行ってきたが、従業員全員の安全に対する意識をさらに高める目的で、2019年8月に西日本製鉄所 福山地区 安全健康室が導入したのが、八洲電機が提案したNTTテクノクロスの「ひかりサイネージ」だ。
JFEスチール株式会社は、高炉を保有し、原料の鉄鉱石から鉄鋼製品の最終生産まで一貫して行う世界有数の鉄鋼メーカーである。
工場で従業員が安全に働くためには徹底した安全管理が欠かせないため、近年、工場の安全管理に最新のICTを活用する機運が高まっている。
同社でも徹底した安全管理を行ってきたが、従業員全員の安全に対する意識をさらに高める目的で、2019年8月に西日本製鉄所 福山地区 安全健康室が導入したのが、八洲電機が提案したNTTテクノクロスの「ひかりサイネージ」だ。
安全健康室とは?
教育センターに設置された「ひかりサイネージ」
安全健康室は、福山地区の各工場が行う安全活動の支援や災害防止策の立案など安全衛生マネジメントの企画・推進を幅広く担当する部署である。
安全健康室では、各工場長や従業員に通達事項をメールや書面で随時連絡している。
工場長も安全健康室からの通達事項を朝のミーティングやメールで従業員全員に繰り返し周知することで、情報共有の徹底を図っている。
しかし、1つの工場に200~300人もの従業員がいて、交替勤務でチームや部門に分かれて働くため、工場長が従業員全員に安全健康室からの通達を完全に伝えるのは容易ではない。
従業員もメールを見落としたり、聞き漏らしたりする可能性もある。
安全健康室長 天沼氏は「従来の連絡手段を補強するのにデジタルサイネージが効果的だと考えました」と話す。
コンテンツ運用の利便性と柔軟な対応を評価
熱中症予防コンテンツ
福山地区 安全健康室が「ひかりサイネージ」を採用した理由を副課長 古戸氏は「各工場の全従業員に情報を確実に届けたいという私たちの想いと、ひかりサイネージの機能がマッチしました。コンテンツ配信に使うCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)が使いやすく、自席のパソコンから各拠点のサイネージを一括管理できるのはとても便利です」と評価する。
さらに、「屋外で作業を行う従業員も多いため、熱中症の危険度を時間帯ごとに予測する熱中症予防コンテンツがあったことも導入の決め手となりました」と話す。
また、八洲情報システム 主幹技師長 川野氏は「当初は競合サービスも候補として挙がっていましたが、JFEスチール様の情報システム部門が要求するセキュリティ要件に対して、柔軟かつ早急に対応してくれたのがNTTテクノクロスでした」と評価する。
各工場が独自にサイネージ活用。業務効率化を実現する「現場IoT」を推進
表示するコンテンツは曜日や時間帯によりきめ細かく設定されている
現在「ひかりサイネージ」は、福山地区全体で約50台が設置済みだ。
2019年8月の導入開始当初は、各工場の管理者が毎日訪れる本館の待合場所に「ひかりサイネージ」を3台設置した。
実際にサイネージを見て「自分の管理する工場でも情報共有ツールとして活用したい」と思った工場長が現場に取り入れることで各工場に展開し、設置台数が増えていった。
現在、「ひかりサイネージ」では、安全健康室から全従業員向けの周知事項や安全教育のコンテンツに加え、各工場で独自のコンテンツを作成して配信している。
生産する鉄鋼製品ごとに製造工程が異なるため、それぞれの工程に沿った遵守すべき安全上のポイントを始めとして、工場長の顔写真入りの部下へのメッセージを掲載するなど、各工場で工夫しながらサイネージを活用している。
さらに、ニュースや天気予報、インフルエンザ注意指数などの日常生活に役立つコンテンツを合間に放映することで、立ち止まって見続ける人も多くなり、今まで以上に安全健康室からの通達や工場長の指示が従業員全員に定着するようになった。
「ひかりサイネージのコンテンツをきっかけに従業員同士の会話が増え、職場の雰囲気も良くなりました」と福永氏は話す。
「ひかりサイネージ」の導入支援を行った八洲電機の今永氏は、「実際にサイネージを導入すると、現場の方から『こんなコンテンツが欲しい』『こんなことをやってみたい』などの要望をいただく機会が多くなりました。
今後もNTTテクノクロスと協力して、サイネージのみならず様々なソリューションを組み合わせて、お客様の課題を解決する提案を行っていきたいです」と語る。
八洲電機の熊谷部長は、「ひかりサイネージはカメラやセンサーなどのIoT機器と連携させることで幅広い用途で活用できます。
今後はローカル5Gも導入し、収集した現場のデータをサイネージと連携させることで業務効率化を実現する『現場IoT』を推進し、お客様の事業発展に貢献していきたい」と話す。
最後にJFEスチールの天沼氏は「八洲電機とNTTテクノクロスには、引き続きJFEスチール全体における安全文化の定着や業務効率化に繋がる提案を期待しています」と語った。
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