NTTテクノクロス株式会社 ひかりサイネージ

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導入事例

天神ビッグバンの建設現場の業務効率化と安全性向上を
「ひかりサイネージ」が促進。

業 種

建設

清水・鴻池・積和建設九州特定建設工事共同企業体様

ICTを活用した業務効率化による生産性向上は建設業においても喫緊の課題だ。
清水建設株式会社が代表構成員であるJV(清水・鴻池・積和建設九州特定建設工事共同企業体)は、建設現場の業務効率化と安全性向上を目指し、西尾グループ・サコス株式会社の提案のもと、NTTテクノクロスの「ひかりサイネージ」を導入した。
採用理由は、IoTセンサーやデジタル技術との柔軟な連携を可能としていることで、現在、ネットワークカメラとの連携による建設現場の状況把握など、ひかりサイネージを基軸にさまざまな取り組みが進められている。

建設業界においてもデジタル化が急務。ICT活用を積極的に推進。

1804年の創業より、日本を代表する建設会社として事業を拡大してきた清水建設株式会社。
近年では、建設業における労働力不足時代の到来に備え、生産性向上のためのICT活用に積極的に取り組んでいる。

ICTを活用した建設現場の業務効率化と安全性向上の一環として、2019年12月に清水建設株式会社が代表構成員であるJV(清水・鴻池・積和建設九州特定建設工事共同企業体)が導入したのが、西尾グループであるサコスが提案したNTTテクノクロスの「ひかりサイネージ」だ。

同JVが施工を担う旧大名小学校跡地活用事業は、福岡市の天神・博多エリアの大規模再開発プロジェクト「天神ビッグバン」の中核事業だ。
「ザ・リッツ・カールトン福岡」を始めとした商業施設だけではなく、公民館などの公共施設も内包し、地域社会と共存する複合施設の建設現場において、「ひかりサイネージ」を活用したさまざまな試みが進められている。

IoT機器との連携など、将来的な拡張性を評価。ひかりサイネージの導入を決定。

近年、多くの建設現場でデジタルサイネージが活用されているが、同JVが「ひかりサイネージ」を採用した最大の理由は、ネットワークカメラやIoTセンサーなどとの連携により、単なる情報表示ツールに留まらない多方面での活用が期待できることにあった。
建設所長の森氏は「サコスとNTTテクノクロスによる提案は、単なる情報共有や注意喚起だけではなく、業務効率化の実現を見据えたものでした」と評価する。
また、天気予報やニュース、熱中症やインフルエンザの注意指数、花粉飛散状況などを定期的に自動配信するオプションコンテンツを提供。
自動的にデータを取得しサイネージに表示するので、現場に更新の負担がかからず、最新の情報を確認できる。
特に、熱中症予防コンテンツのピンポイント予測は、現場で働く作業員の安全対策として期待されている。
さらに設置の際に現場にネットワーク環境がない場合でも、SIM対応のSTB(セットトップボックス)を利用することで回線工事が不要であることも評価ポイントとなった。

熱中症予防コンテンツ

ネットワークカメラとひかりサイネージの連携

事務所のサイネージでは、ネットワークカメラの映像を確認できる。

現在「ひかりサイネージ」は建設現場の仮囲いと事務所の2か所に設置されており、実証実験を行いながら、その有効活用法が検証されている。
手始めに開始されたのが、建設現場に設置しているネットワークカメラと「ひかりサイネージ」の連携だ。
建設現場と事務所は数百メートル離れているため、セキュリティ目的の固定カメラに加え、現場での状況を遠隔地から確認できる可搬型カメラを設置している。
カメラの映像を事務所のサイネージに表示することで、パソコンなどから確認する手間が省ける。

ひかりサイネージの活用方法とは

仮囲いに設置された「ひかりサイネージ」。
地域住民への情報共有に活用されている。

清本氏は、「今後は建設現場でしか見られなかった朝礼看板の情報を事務所のサイネージに表示させることで、現場にいない従業員にも共有できる環境を実現していく予定です」と話す。
現在、タブレットで撮影した朝礼看板の写真を、そのままタブレットから簡単にサイネージコンテンツとしてアップロードできる仕組みを構築中だ。
さらに騒音や振動の情報をリアルタイムで取得しサイネージに表示させる計画もある。
清本氏は「これまで騒音・振動計で取得したデータはSDカードに蓄積されていましたが、今回デジタルサイネージとの連携を踏まえ、クラウドで計測データを一括管理できる西尾レントオールの『クラウド16』を導入しました」と話す。
単に数値を表示するだけではなく、異常時にアラートを出すなど、効果的な連携方法を検討中だ。
一方、仮囲いに設置された「ひかりサイネージ」には、週間工事予定や天気予報、ニュースなどのコンテンツを表示している。
今後は地域イベント情報や公民館だより、工事の進捗状況の掲示なども計画中だ。
森氏は「積極的に情報発信し、地域住民との良好な関係づくりに注力していきたいです」と話す。

建設IoTプラットフォームの実現を目指して

今回、提案を担ったサコスの岩井氏は、「清水建設様への提案にあたり、より効果的な提案となるようNTTテクノクロスのサイネージと自社のソリューションを組み合わせた提案を行いました。今後もお互いの強みを生かし、顧客の課題を解決する提案を行っていきたいです」と話す。近々、朝礼看板や建設現場の詰所にもサイネージを設置する予定だ。
そして、梶原氏は、「今後はICタグを使った重機・備品管理にも取り組み、管理業務の負担を軽減させたいと考えています。また、本プロジェクトで挙げられた成果は、他の現場にも展開する予定です。サコスとNTTテクノクロスには、引き続き現場の業務効率化と安全性を向上させられるような提案を期待しています」と語った。
今後、NTTテクノクロスは、同JVの建設現場において、IoTセンサーやクラウドサービス、スマートデバイスを柔軟に連携させることで、さらなる業務効率化や安全性の向上、セキュリティ強化を可能とする「建設IoTプラットフォーム」を実現していく構えだ。

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